iDeCo(イデコ)とは?

iDeCoは、自分で掛金を出し、自分で運用して老後の資金を作る制度です。 最大の特徴は、税金の負担を軽くしながらお金を蓄えることです。 原則として60歳までお金を引き出せません。 しかし、将来の老後資金の準備に役立ちます。

ポイント iDeCoは「節税しながら老後の貯金をする自分専用の年金」と考えましょう。

手順1:自分が加入できるか確認する

iDeCoは、基本的に20歳以上65歳未満の人が加入の対象です。 ただし、働き方によって1ヶ月に出せる金額(掛金の上限)が異なります。

働き方の区分掛金の上限(月額)
自営業・フリーランス68,000円
会社員(企業年金なし)23,000円
会社員(企業年金あり)・公務員20,000円
専業主婦(主夫)23,000円

自分がどの区分に当てはまるか、事前に確認しましょう。

補足 会社員の方は、勤め先の年金制度によって上限額が変わります。会社の担当部署に確認すると確実です。

手順2:金融機関を選ぶ

iDeCoを始めるには、専用の口座を作る必要があります。 口座を作る金融機関は、銀行や証券会社など多数あります。 選ぶときのポイントは以下の3つです。

  • 運営管理手数料が無料であること
  • 投資信託(とうししんたく)の信託報酬(運用中の手数料)が安い商品があること
  • 自分が使いやすいウェブサイトやサポートがあること

特に「運営管理手数料」は、毎月ずっとかかるコストです。 これが無料のネット証券などを選ぶのが一般的です。

注意 口座を他の金融機関へ移すには、数ヶ月の手間と数千円の手数料がかかります。

手順3:口座開設を申し込む

金融機関を決めたら、ウェブサイトから資料請求や申し込みを行います。 2026年現在は、スマートフォンからオンラインで手続きが完結するケースが増えています。

申し込みには以下の準備が必要です。

  • 基礎年金番号(年金手帳やねんきん定期便に記載されています)
  • 本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証など)
  • 引き落とし用の銀行口座情報
  • 勤務先の証明書(勤め先によって必要な場合があります)
補足 申し込みから口座開設の完了まで、通常1ヶ月から2ヶ月ほど時間がかかります。

手順4:商品を選んで運用を始める

口座開設が完了すると、ログインIDとパスワードが届きます。 専用サイトにログインして、積み立てる商品を選びましょう。 商品は大きく分けて2種類あります。

  • 元本確保型(がんぽんかくほがた):定期預金や保険など。元本が保証されますが、お金はあまり増えません。
  • 投資信託:株式や債券などに投資します。元本割れのリスクはありますが、大きく増える可能性があります。

老後まで期間がある場合は、投資信託を組み合わせて運用するのが一般的です。

ポイント 最初は「元本確保型」と「投資信託」を半分ずつ選ぶなど、無理のない範囲で始めましょう。後から配分を変更可能です。
まとめ iDeCoは、早く始めるほど節税のメリットを長く受けられます。 「加入資格の確認」「金融機関の選択」「申し込み」「商品選択」の4ステップです。時間をかけて老後の資産を育てていきましょう。

参考・出典


この記事の情報は2026年4月時点のものです。制度は改正される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。