国民年金保険料とは?

日本に住む20歳以上60歳未満のすべての人が支払うお金です。老後に年金を受け取るためや、病気やケガで障害(しょうがい)が残ったときの備えになります。

この金額は年度ごとに見直されます。まとめて支払う「前納(ぜんのう)」を利用すると、保険料が少し安くなります。

ポイント 2026年度(令和8年度)の保険料は月額17,920円です。

保険料を支払う方法

保険料の支払いには、いくつかの方法があります。自分の生活に合ったものを選びましょう。

  • 口座振替(銀行口座から自動で引き落とす)
  • クレジットカード納付
  • 納付書での支払い(コンビニや郵便局で支払う)
  • スマートフォンアプリでのお支払い(バーコードを読み取る)

一番手間がかからず、割引額も大きいのは「2年前納の口座振替」です。

補足 スマートフォンアプリでの支払いは、主要な決済アプリで対応しています。

保険料が払えないときの「免除制度」

収入が減ったり、失業したりして保険料を支払うのが難しい場合に、「免除制度(めんじょせいど)」を利用できます。所得(1年間の稼ぎ)が一定より少ない場合に、保険料の支払いを免除してもらう仕組みです。

免除される額は、所得に応じて4つの段階があります。

免除の種類内容
全額免除保険料をすべて支払わなくてよい
4分の3免除保険料の4分の1だけ支払う
半額免除保険料の半分だけ支払う
4分の1免除保険料の4分の3を支払う

全額免除を受けた期間は、将来受け取る年金額が「全額支払った場合の2分の1」として計算されます。

注意 一部免除(4分の3、半額、4分の1)は、残りの保険料を支払わないと「未納(みのう)」と同じ扱いになります。

若い人や学生向けの「猶予制度」

50歳未満の人や学生には、支払いを後回しにする制度があります。

納付猶予制度(のうふゆうよせいど)

20歳以上50歳未満の人で、本人と配偶者の所得が一定以下のときに利用します。世帯主の所得は問われません。

学生納付特例制度(がくせいのうふとくれいせいど)

学生本人の所得が一定以下のときに申請します。親の所得に関係なく申請可能なのが特徴です。

これらの制度を利用しても、将来の年金額には反映されません。ただし、10年以内であれば後から支払う「追納(つのう)」が可能です。余裕ができたときに支払えば、将来もらえる年金を増やせます。

ポイント 猶予期間中に追納をすれば、満額の年金を受け取れるようになります。

放置するとどうなる?

保険料を支払わず、免除の手続きもしない状態を「未納(みのう)」と呼びます。未納のままにすると、将来の年金が減るだけでなく、全くもらえない恐れがあります。また、障害を負ったときの「障害基礎年金(しょうがいきそねんきん)」も受け取れない可能性があります。

督促状(とくそくじょう)が届いたら、無視をせずに市区町村の窓口や年金事務所に相談しましょう。

注意 国民年金保険料の減免(免除や猶予)を利用した場合、法律上の「罰則(ペナルティ)」はありませんが、将来受け取る年金額が減ることや、他の年金制度への加入が制限されるといったデメリット(影響)が生じます。
まとめ 2026年度の国民年金保険料は月額17,920円です。支払いが厳しいときは、未納のままにせず、窓口へ相談し「免除」や「猶予」の申請を検討しましょう。

参考・出典


この記事の情報は2026年4月時点のものです。制度は改正される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。