新NISAとは?
新NISA(ニーサ)とは、個人の資産形成を応援するために作られた国の制度です。 通常、株式や投資信託(とうししんたく)などの金融商品に投資をして得た利益には、約20%の税金がかかります。 NISA口座で運用すると、この利益が非課税(ひかぜい:税金がかからないこと)になります。
ポイント
利益に税金がかからないため、効率よく資産を増やせます。
非課税のしくみ
投資で利益が出たときの税金について比較します。 たとえば、投資で10万円の利益が出た場合を考えます。
通常の口座(課税される場合)
利益の10万円から、約2万円の税金が引かれます。 手元に残るお金は、約8万円です。
100,000円 − 20,315円(税金) = 79,685円
NISA口座(非課税の場合)
利益の10万円に税金がかかりません。 10万円をそのまま受け取れます。
100,000円 − 0円(税金) = 100,000円
補足
非課税の効果は、利益が大きくなるほど、また投資期間が長くなるほど大きくなります。
新NISAの主なルール
新NISAには、つみたて投資枠と成長投資枠の2つがあります。 これらは併用(へいよう:合わせて使うこと)が可能です。
| 項目 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
|---|---|---|
| 年間に投資できる額 | 120万円 | 240万円 |
| 非課税保有限度額 | 合計1,800万円まで | 合計1,200万円まで(内枠) |
| 非課税保有期間 | 無期限 | 無期限 |
| 投資の対象 | 国の基準を満たした投資信託 | 株式・投資信託など |
注意
1,800万円の限度額は買ったときの金額(簿価:ぼか)で計算されます。値上がりした後の金額ではありません。
新NISAのメリット
新NISAには、家計にうれしい3つの特徴があります。
- 利益がずっと非課税 期間の制限がないため、自分のペースで長く運用を続けられます。
- いつでも売却できる お金が必要になったとき、いつでも売ってお金に戻せます。
- 枠の再利用ができる 商品を売却した場合、翌年以降に売却した商品の簿価分だけ非課税投資枠が復活し、再利用できます。
ポイント
個人のライフステージの変化にあわせて、柔軟にお金を出し入れできます。
注意しておくこと
新NISAを利用する際は、以下の点に気をつけましょう。
- 元本保証(がんぽんほしょう)がない 投資した金額よりも受取額が少なくなる元本割れのリスクがあります。余剰資金(生活に必要のないお金)の範囲内で無理なく投資を行いましょう。
- 損益通算(そんえきつうさん)ができない 他の課税口座で出た利益と、NISA口座で出た損失を相殺(そうさい)して税金を減らせません。
まとめ
新NISAは、投資の利益が非課税になる制度です。年間最大360万円、生涯で1,800万円までの投資が対象となります。まずは少額から、無理のない範囲で検討しましょう。
参考・出典
この記事の情報は2026年4月時点のものです。制度は改正される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。